良質なたんぱく質を豊富に含み、低カロリーで美容・健康にも良い豆腐は、毎日でも食べたいもの。大豆、にがりなど一つ一つの材料、作り方すべてにこだわった手作り豆腐をインターネット販売する『とうふの豆喜庵』では、豆腐にさらに親しんでもらうため、常に新しい製品を考案中。味、風味の研究に余念がない。
大場久美子:インターネットのアクセス数はいかがですか?
水谷公行:お蔭様で以前よりも30%くらい増えています。
大場:それは良かったですね。注文される用途は贈り物が多いのでしょうか。
水谷:最初は贈り物として、リピート時にはご自分用に購入される方も多いです。料亭などからのご注文もあるんですよ。
大場:やはり美味しいからでしょうね。少しアレンジして、そのお店の“オリジナル豆腐”にするのも良いですね。
水谷:そうですね。地域によって、例えば関東と関西では豆腐の味や固さの好みが違うんです。何種類かご用意しましたのでぜひ食べてみてください。
大場:とてもしっかりしたお味ですね! 味が“濃い”のではなく“深み”があります。木綿と絹では大豆は違うのですか?
水谷:実は同じなんです。木綿と絹では水分が違うので、味も違って感じるんですよ。
大場:こちらの木綿は、一般的なイメージよりもしっとりしている感じがします。
水谷:豆乳の炊き加減でも違ってくるんです。にがりも天日干しのものと電気分解のものを使っていますが、天日干しのものは最後に甘みが残るんです。
大場:本当ですね! 違いが分かります。
水谷:こちらは“おかず”というより“おかし・デザート”感覚の豆腐です。
大場:以前から種類が豊富でしたが、いろいろありますね!この『ゆずとうふ』は柚子の実も入っていますね。しそ、しょうが、どれも本当に美味しいです。
水谷:これはまだ試作中の抹茶なのですが、材料のお茶にもこだわりました。あずきや練乳と一緒に“ミルク金時”感覚でどうぞ。
大場:抹茶の風味がとても良く出ています。これは『黒ごまとうふ』ですね。
水谷:砂糖きな粉で召し上がってください。
大場:小袋に入った“みつ”などがあれば、これはもう立派なデザートですね!
水谷:料亭などからも、そういったものを付けて欲しいという要望がありますので、いろいろ考えて試作しているところです。これからも皆様のご意見・ご感想をいただき、さらに美味しい豆腐を作っていきたいと考えています。
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