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所在地 〒460-0008
愛知県名古屋市中区栄5-13-23
TEL&FAX   052-261-0196
営業時間   月曜〜土曜
午後5時〜午後10時
月曜〜金曜
午前11時30分〜午後1時30分
(ラストオーダーは午後9時30分となります)
定休日   日曜・祭日 
代表   工藤米男






『さんまの山椒煮』
1箱(3本入り) 3000円
  『じゃこの山椒煮』
1箱 3000円
じっくり魚の臭みを抜き、全部食べられる様に仕上げています。皆様にご好評頂いております。   手早く5分で出来るじゃこごはん。美味しい作り方の説明書が入れてあります。良質の小さなじゃこを使用していますのでカルシウム不足の方、お子様、お酒のつまみにどうぞ。

メニューは季節によってことなりますので、
通信販売も含め気軽にお問い合わせ下さい。





 創業昭和45年、地下鉄名城線矢場町駅3番出口から徒歩1分というアクセスの良さ。店内にある旬の素材がぎっしりと詰まったケースは訪れる者の目を楽しませ、それらを使ったご主人の腕によるお料理は、美味しいものを食べ尽くした通の舌をも満足させている。また、土産や地方発送にも積極的に取り組んでおり、その商品が隠れメニューのひとつとして人気を呼んでいる。

自慢の品々

大場:今日は本当に楽しみに参りました。早速ご自慢のお料理を色々といただいてよろしいでしょうか。
工藤:どうぞどうぞ。まずはこちらの『さんまの山椒煮』から召し上がってみて下さいよ。
大場:はい、それでは…。うわぁ、美味しい! 骨まで柔らかく煮込んであり、口の中でとろけるようですね。それでいて、ちゃんとさんま本来の味が損なわれていないなんて驚きです。
工藤:臭みを抜くとともに、味を馴染ませるために丸2日間掛けてじっくりと煮込んでいます。実は以前、さる皇族の方がお見えになり、その時にこの料理を大変気に入って下さっておかわりまでしていただいたんですよ。それで、これをお土産としても売り出してみようかと思いました。
大場:2日間煮崩さないようにするには相当な技術が必要なんじゃありませんか。
工藤:いやぁ、そのあたりの苦労を分かっていただけるとは嬉しいなぁ。実は、鍋から取り出す時は3人掛かりで注意ぶかーく作業にあたります。どうぞ、『じゃこの山椒煮』の方も召し上がってみて下さい。こちらも出来るまでに8時間を要する自慢の一品です。
大場:なるほど、程よく乾燥しているのに、それでいてちゃんとしっとりしているんですね。何かはじめての食感です。味の濃さも丁度よくて、これはいいですね。
工藤:細かく刻んだ大葉を混ぜて“じゃこご飯”にすればさらに美味しいですよ。カルシウム不足の方や小魚の苦手なお子さんにもお勧めです。どちらの品も一つ一つに時間が掛かるため限定販売になっちゃいますが、お土産・通信販売の商品として売り出しているものなんです。
大場:どれくらい保存が効くものですか。
工藤:さんまの方は冷蔵庫に入れておけば1ヶ月は大丈夫だし、じゃこだったら半年は平気。日持ちが良く軽いので、ゴルフ帰りや、外国へのお土産物として選んでいただいています。値段も3000円なので、“お使いものに丁度いいよ”なんて言っていただいてます。

料理は人柄

大場:カウンターの他に奥座敷やお2階もあって、とっても広い店内ですね。ご創業当時からこの規模のお店だったんですか。
工藤:いえいえ、私が秋田から出てきて23歳で独立した頃は、女房と2人だけの8坪ちょっとしかない小ーさな店舗からのスタートでしたよ。それから徐々に店も大きくなり、多くの常連さんにお越しいただけるようになりました。うちは一見のお客様はほとんどなく、お馴染みさんからのご紹介が多いです。
大場:そうするとやはりメインはカウンター席ですか。
工藤:そうでもないですね。芸能関係の方や政治家の先生方もよく来て下さいますので、小部屋で落ち着きたいお客様にはお2階をお勧めしてます。
大場:先程いただいたさんまとおじゃこもすばらしかったんですが、こちらのお料理の特長を一言でいうと?
工藤:素材は毎朝4時半から中央市場に行き、少しでも良いものを仕入れるようにしていますので、ネタの質はどこにも負けない自信がありますョ。とにかく一品一品を吟味して、手間を惜しまずに作ってます。
大場:そんなに早くから仕入れをなさって、さらにランチタイムにはもう店を開けているんでは正直大変ではありませんか。
工藤:本当に料理が好きでしかたがないんですよ。皆さんに美味しいものを食べていただける事がなによりの楽しみですからねェ。そのための労力を一向に惜しいとは感じていません。うちへお越しになるお客様は、食べ歩きをして舌の肥えた人が多いんですよ。ですから、そんな食通 の方に満足していただけるようなものをお出し出来れば、料理人冥利に尽きるというもんですわ。
大場:そういう方って、絶品をほんの少しだけ食べたいって思うんでしょうね。
工藤:ですからそのためにも豊富な食材を取り揃えてお待ちしております。
大場:こんなにアットホームな雰囲気の中で本格的なお食事が出来るなんて、最高ですね。ご主人の食に対する熱意やお人柄が本当によぉく分りました。
工藤:私は修行時代に『料理は人柄が作るもの』だと教わってきました。料理一筋の人間ですからあんまり気取った事は出来ませんが、これからも初心を忘れずに皆さんに満足していただけるよう頑張っていこうと思ってます。
大場:私の名古屋のお店のレパートリーが1つ増えて、今日はとっても嬉しいです!


ゲスト 三波豊和

在名のTV局の旅番組が終わったので、ここの所ごぶさたしていた名古屋の街。久しぶりに“大将”さんに寄らせていただきました。
いつもながらの元気な大将と笑顔の素敵な奥様。ちょっとしたお野菜、お魚にも思わず納得のお味、研究熱心なご主人の神髄を見たようでした。

今回は“ふぐのぶつ切り”の季節じゃなくてちょっと残念、またセーターの時季に寄らせてもらいまーす!