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高原花まめ甘納豆・栗甘納糖・吾妻育ち本舗 丸源清月堂
国道145号線の旧道沿いに、丸源清月堂があります。
自然豊かな御当地のお菓子として、お土産・ご贈答にと、
大変喜ばれております。地方発送もお受けしています。
所在地 〒377-0801 群馬県吾妻郡吾妻町大字原町202-2
本社・工場 〒377-0801 群馬県吾妻郡吾妻町大字原町203-9
TEL 0279-68-2933
FAX 0279-68-2918
業務内容 和菓子製造・卸・小売
営業時間 午前8時〜午後6時
定休日 日曜
代表取締役 小池源三郎




 職人と呼ばれるようになるまでには、いったいどれほどの時間と苦労が必要なのだろう。専門的な養成所が無かった昔は、親方について技を盗むようにしながら修行したもの。若い人にとってはもはや遠い時代の苦労話かもしれないが、まだまだそんな職人さんが健在とあって、嬉しい限りだ。

三波:このお仕事に携わるようになったのは、ご自身の希望からだったんですか?
小池:実は中学を卒業する際、職業安定所へ行ったんです。何か技術を身に付けたいと考えていた折、『お菓子屋さんはどうですか?』と勧められたんです。私も甘いものが好きだったもので…。家を出て7年間修行して22歳に独立、かれこれ40年程になります。
三波:今にして思えば、その一言は大きかったんですね。
小池:草津温泉にある清月堂の本多清治氏に師事したんですが、はじめの頃は配達やら下仕事ばかりでね。とにかく仕事を覚えたい一心で時間を節約し、人より1時間早く起きて下仕事を終えておこうとしたり…。
三波:最近の若い人にぜひとも聞かせたいお話です。そんなご苦労があって7年後に独立されたわけですか。
小池:ところが辞めてもいいとは言ってくれなかったんです。でも私は7年の約束で全力投球してきましたから、『もうこれ以上は出来ない』と言ったんですよ。
三波:えっ、 断ったんですか? 僕ならありがたいお話だと思うけどなあ…。
小池:結局その後2ヶ月勤めました。私は16人目の弟子だったんですが、後にも先にも清月堂の暖簾から出た者は一人もいないんですよ。
三波:そんないきさつがあってどうしてこのお店のお名前に『清月』の名がついたんですか?
小池:はじめは私の名前、源三郎から『みなもとや(源屋)』と名付けようと思っていたんです。ある日、親方と浅草の道具屋に行った帰りにお酒を飲んでいたら、『清月堂の名をやろう』と言われましてね。
三波:親方もこの人なら大丈夫だと思われたんでしょう。ご苦労された甲斐がありましたね。さて、これが噂の花豆甘納豆ですね。それでは早速、うーん…深みのあるお味ですね。黒と白がありますがどう違うんですか?
小池:黒は赤い花、白は白い花と言うわけです。黒の方が味が濃いでしょう? 以前に国技館へ出していた頃、相撲界だから白い方が良いとおっしゃられたんですが、『納豆はやはり黒が美味しいですよ』とお勧めした事があります。
三波:面白いお話ですね。この花豆というのは?
小池:標高600m位で、霧が巻く所でしか育たない貴重な品種なんですよ。
三波:そうなんですか。これは群馬の名産ですものね。こちらが甘露煮ですね。うーん、これは手が止まりませんね。
小池:昔、玉川勝太郎さんがステテコ姿で来られ、食べ始めたら止められなくて、お弟子さんが迎えに来るまで食べ続けて下さいました。
三波:分かるなぁ、その気持ち。この缶詰やアンコなどはどうなさっているんですか。
小池:皆さんに『ここのは他とは違う!』とおっしゃっていただいております。アンコも小豆から3日間煮ますし、時間をかけてしっかり練っております。
三波:手作りは今や希少価値ですからね。卸し先はどちらをご中心に?
小池:県内だけでなく、鳥取・島根・若松や信州まで広く取扱っております。
三波:こちらでつくった物が送り先の名産になっていたりするわけですね。15歳時分の職業安定所でのお話からずっと、まさにドラマの様ですね。ご主人の内に秘めた闘志、本気で取り組む人だけが持つ風格のような物を感じます。これからもご子息共々本家に負けない良い物を作って下さい。